2006-01-01から1年間の記事一覧

斎藤綾子「欠陥住宅物語」をひっぱり出してみた。

本日、いわゆる「ヒューザー物件」GS××××の前を通り過ぎたとき、この本のことを思い出す。 前に3分の2まで読んで、放っておいたままいつの間にか2年が過ぎた。やあ、斎藤さん、久しぶりです。美奈子さんのほうはよく見かけるのですが、ご無沙汰しちゃい…

ふっと気づいたのだが・・・

①「アーチャリー」って、仏教用語の位階にある「阿闍利」のことなんだろうけど、今まで気がつかなかった・・・。 ②個人情報が流出した際、報道に於いては、必ず情報量をフロッピーディスクに換算表示するのはなぜだろう?べつに答えを知りたいわけではないが…

「ドキュメンタリーは嘘をつく」(タイトルに若干偽りあり?)

「ドキュメンタリー作家たちは嘘をつく」といった塩梅。 朝っぱらか見るのはキツイような気がしたので、録画して午後鑑賞。 「あざとい」とか「分かり易過ぎる」みたいな意見があるみたいです。しかし困ったことには、たとえば今、NHK総合の「にんげんドキ…

「ヨコハマメリー」

本牧育ちの友人とお茶をいっしょにする。会話の流れで「メリー」という名前がでたので、「ヨコハマメリー」と駄洒落をつけくわえると、彼はいささか顔をしかめ、屈託のある表情で煙草を一口。<でもよー、当時は「メリーさん」なんてよばれてなかったぜ、地…

前日の続き

尾形亀之助は、当時のいわゆる「高等遊民」のなかでも突出した存在で、だからこそ『脱力の人』にもでてくる辻まこと(辻潤の息子・画家・文筆家)や草野心平など無産思想・虚無思想の周辺からのリスペクトもあった。

正津勉「脱力の人」

さまざまな、正津氏いうところの脱力系詩人について。脱力とは、つまりはダウナーというほどの意味で、最後に漫画家つげ義春を取り上げているが、一般的にはつげ義春以外みな無名だろう?というくらい、詩の世界はマイナー・ワールドだ。その中で唯一知って…

インドネシアからのメール

突然むかしの友人からメールが届く。どうやら共通の友人がアドレスを教えたようだ。 5〜6年ぶりくらいなのか?今日は朝、天気が良いのに桜の花びらのような粉雪が降り、ちょっと南国生活がうらやましい。 でもまあ、向こうだって地震やテロでたいへんだし…

若き日の八切止夫

伊藤整『古い日のこと』のなかに、若き日の八切止夫―サンカ研究家にして歴史妄想家―が登場する。 昭和10年(1935)前後、日大藝術科の夜間部で創作実習を教えていたころの話。 いつも教壇のまん前の席に陣取って、毎時間30枚ほどの自作の小説を読み上げ…