斎藤綾子「欠陥住宅物語」をひっぱり出してみた。
本日、いわゆる「ヒューザー物件」GS××××の前を通り過ぎたとき、この本のことを思い出す。
前に3分の2まで読んで、放っておいたままいつの間にか2年が過ぎた。やあ、斎藤さん、久しぶりです。美奈子さんのほうはよく見かけるのですが、ご無沙汰しちゃいましたね。
- 作者: 斎藤綾子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2005/02/01
- メディア: 文庫
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- 作者: 姫野カオルコ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2003/10/23
- メディア: 単行本
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なぜかこの頃、姫野カオルコと斎藤綾子にブレイクの予感がしていた。じっさい、ブレイクしたかどうかなんて大きなお世話だけど、姫野カオルコは「ツ、イ、ラ、ク」で読者層をひろげたようだ。だからというわけではないが、斎藤綾子「欠陥住宅物語」も、似たような動きをすると思っていた。
ドラマツルギーに則った物語り、スタイルに拘る作風のHKに比し、サイトーさんの話には底抜けなところ(よく言えば私小説性が強い)があり、「スタイルに拘る」というようなコンセプト先行な印象は少ない。けれども、ふたりは似ているような気がする。
そう考えると、分かりやすい例えでいえば、本来的には、姫野先生が直木賞のポジションで、斎藤先生は芥川賞の範囲となるのであろうか?
う〜ん、やっぱり「ジェンダー」とか、理屈の要素が入っているのが、敷居の高さになっているのだろうか?
とはいえ、近刊が↓こんなタイトルなので、心配するのも阿呆臭いのだが。
- 作者: 斎藤綾子
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/01
- メディア: 単行本
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そして↓以下が姫野カオルコ近刊、ほんとに似てるっていっていいのだろうか?
- 作者: 姫野カオルコ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/10/14
- メディア: 単行本
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