金玉時計
「福神」7号(2001)8頁、小沢信男の発言
金玉の上下で時間がわかる男が鳥取のなんとか村にいる。上がりきって腹中に収まるときが、ぴったり午後。だらりと下がりきったときが、夜中の十二時
直接の出典は梅原北明『近世社会大驚全史』、そのまたモトネタは「朝野新聞」明治十五年七月十六日刊所載<魔法の睾丸時計>。
よく似た記述が三田村鳶魚の<物貰いの話>(『江戸読本』一巻三号、1938)にある。
久生十蘭の短編小説「玉取物語」では、お殿様の持ち物となっているが、上記の話を種としたと思われます。
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どうやら「定本久生十蘭全集」11巻刊行というプロジェクトが進行中。
久生十蘭オフィシャルサイト準備委員会http://blog.livedoor.jp/hisaojuran/archives/50388923.html