みぐるしいほど見下したい

読んじゃいましたよ『オタク論!』。
P.198「オタクは死んだ、のか?」より

岡田: みうらじゅんはあんなにオタクなのに、自分のことを決してオタクだとは言わずに、自分の好きなことをどんどんやっているじゃないですか。あれでいいんですよ。彼はどこに逃げ込んでいるのかというと、「みうらじゅん」ということを引き受けているわけですから、みんながそうなればいいんですよ。
唐沢: ただ、「みうらじゅん」という個人で引き受けてしまうと、彼の欠点は大きなことが言えない。あくまでも「マイブーム」なんです。「マイ」というマイナーな分野で食っているから、それはみうらじゅんが言ってることであって、世代なり国家なり地域なりという何者も代表できない。あれはあれで自分を鎖で縛ってしまったわけですよ。「マイ」という言葉で。
僕はもう少し高所に立った見解・見地を言いたいなと思うので、みうらじゅん的なマイブームではなくて、自分の好きなものを語るときにもそこに共通項や文化的な必要性を語りたい。そこがみうらじゅん唐沢俊一の完全に違うところであり、すごく似ているようであり相容れないところでしょう。

歌い切ってますね、唐沢俊一の見下し節。あまりにも突っ込みどころが多すぎて、コメントする気になりませんが。
岡田サンも唐沢サンも、いっぽうは妙にリスペクトしいっぽうは下手に貶し、オタク(第一世代)はみうらに物凄いコンプレックスがあるのだろうか?<みうらじゅんという作家の不思議>ある意味ニュースの天才。 - 唐沢俊一検証blogって、まあ、ずーっと引きずっているわけね・・・。

オタク論!

オタク論!

見ぐるしいほど愛されたい (文春文庫)

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