検証

『まとめよう、あつまろう - Togetter』コメント欄での@tonkyo_hanageとの遣り取りの補足

@tonkyo_hanageさんのツイッターTwitter / Account Suspended[コメントの遣り取り] @tonkyo_hanage 「日本の原子力防災において、住民を迅速且つ円滑に避難させ、余計な被曝をさせないという備えが全くなかった。今もその備えはない。」ことは私も正しいと思…

大人だろ

「オタクのシニカル理性批判」を今回のケースに当てはめて考察するの巻 -イントロダクション【業務連絡・件のブログ】 tiger_ichikawa 大河 @kokogaga (前略)ですので、せっかくなので古賀氏がブログに書かれていた僕への苦言の対しても、せっかくなので返…

『唐沢俊一検証blog』感想家・大河氏のあゆみ

このエントリの更新は終わりました。9月21日 ※ふりだしにもどるに書いたコメントが、とりあえず総論的なものです。 「唐沢俊一検証blog感想家」としての地位を確立されている大河氏の同ブログ感想をまとめてみました。私との小競り合いもあります。 こうやっ…

「純粋化」について&大澤真幸へのツッコミ。

kensyouhanさんとこでのやりとり唐沢俊一の新刊情報&斎藤環へのツッコミ。 - 唐沢俊一検証blogから、ここしばらく「虚構化」と「純粋化」といったキーワードについて考えを巡らせていました。戦後の思潮を「理想化」の時代から「虚構化」の時代へと区分した…

岡田斗司夫『フロン』の「しょうもなさ」の根拠/唐沢俊一の山下敬二郎追悼にケチをつける

2011-01-30 - もうれつ先生のもうれつ道場の最後のほうで「内容がしょうもない」とした『フロン』評価の根拠。 『フロン』 Part.2<「結婚」の危機>―熟年夫婦の離婚は当然の結果 『サンケイリビング』という家庭新聞のアンケートでおもしろい結果が出ていま…

仮説:「オタク第一世代は第二世代と同時期に形成された」

断定的に書くけれど、 オタクの歴史というのが1980年代から現在に至るまであって、時に揶揄されたり軽蔑されたりブームになったりした。そういった場合の「オタクのブーム」とは別に、「オタク第一世代のブーム」と称されるべき時期が1990年代中期にあったと…

岡田斗司夫のとなえる「階級」「階層」「文化」の問題点

Linton Kwesi Johnson『Wat About Di Working Claas?』 引き続き『『世界征服」可能か?』で遊ぼうシリーズ。 同書P.163再引用 身分の格差を階級と言い、経済の格差を階層と言います。 現在の日本には「階層」は存在しますが、「階級」は存在しません。 経済…

旅人くんの論理・そのばしのぎの対談<岡田・唐沢版黄色い涙>

唐沢俊一×岡田斗司夫『オタク論2!』<男のホームレス化 女の腐女子化>より 岡田 昔竹熊健太郎さんが、オタクがオタクとして生きていくためには、もしくは近代的自我を持った人間が生きていくためには、「旅人の論理」である、と言っていたことがあるんで…

岡田・唐沢・中谷・秋元、みなさんは何の括りですか?

「せぇ〜のっ、ボクたちは<まるっきりの大衆向け評論家>で〜す」ということでオタトーーク 『「世界征服」は可能か?』を読む〔第2回目〕 前のエントリで書いたように、tenntekeさんによる2010-10-16 - 唐沢俊一検証blogへのコメントは あと岡田さんは「…

「世界征服」とかけて岡田斗司夫と橋本治と解く、そのココロは

tenntekeさんによると2010-10-16 - 唐沢俊一検証blog あと岡田さんは「「世界征服」は可能か?」(2007年)で、 「もう階級なんてない、あるのは階層だ」って書いている ということなので、いま岡田斗司夫サンの『「世界制服」は可能か?』を読んでいる。「世…

if you're missing yourself〜「あんまりステキじゃない唐沢俊一」を見失いたくもなる本

あのルイ・フィリップ。今はまったく話題に上がらないが。村崎百郎はどういった経緯で根本敬から唐沢俊一にシフトしたのだろうか?いや、じっさいホントにシフトしたってワケではないだろうから、正確には「どういった経緯で唐沢俊一とコンビを組むようにな…

鬼畜をやるにゃ老(とし)だけど死ぬにはチョイと若すぎる。

Too Old to be an Otaku: Too Young to Die! 村崎百郎が亡くなる前に思いついたタイトルで、ほんとうは「オタクをするにゃ老(とし)だけど……」というヴァージョンで自粛しようとしたのだが、内容的に今回にふさわしいと思ったので使います。なんなら、唐沢…

「このニセ預言者が!」と拳を上げるつもりはないが「ゴーグル、それをしろ」

いろいろ文句を書き連ねているけれど、 岡田斗司夫や唐沢俊一たちだってホントはとてもいいモノを持っていると思うんだ。 だから今後のことを考えれば、早く今いるポジションから抜け出すしかないと気づいてほしい。 たぶん岡田や唐沢が属している世界は二人…

教養ってなんだっけ?

こんにちは。トンデモない一行知識の世界 2 - 唐沢俊一のガセビアについて - 『キリンヤガ』にはンデミやンガイが出てきたりするの10月2日のコメントで、自動鐘撞き装置カリヨンのことを何の逡巡もなくカヨリンと記したdiscussaoです。誤記ではありません。1…

You're Only Just in IT for the Money―資本主義から評価主義

、そしてその先に山猫大明神さまのありがたきおぼしめしが。なまねこ。なまねこ。 『オタクはすでに死んでいる』への助走(12)ウィ・アー・オンリー・イン・イット・フォー・ザ・マニー(紙ジャケット仕様)アーティスト: フランク・ザッパ,マザーズ・オブ…

最近「唐沢俊一検証blog」を読むと聴きたくなる音楽

『週刊ダイヤモンド』に俺の写真が…。 - 唐沢俊一検証blog 最近「唐沢俊一検証blog」を読むと、つい耳について出てきてしまう音楽がある。 1)ロッテンハッツ 2)グレート3 あとネオGSの「ワウ・ワウ・ヒッピーズ」とか。みんなベースがタカクワ・キヨ…

『オタクはすでに死んでいる』への助走―アキハ、バラバラ(11)

『趣都の誕生』についての岡田斗司夫の言及 だいぶ前にほぼ書き上げていたもので、きっかけを失った按配だったのと自分のクドい性格に辟易してほったらかしにしていたもの。岡田斗司夫検証blog2. - 唐沢俊一検証blogが出たので便乗しました。 森川嘉一郎『趣…

ロカビリー・ブーム

2010-06-12 - もうれつ先生のもうれつ道場「日本のロカビリー」のつづき。以下の珍説の検証。【専門は】盗作屋・唐沢俊一136【盗作家業】 646 :無名草子さん:2010/06/09(水) 09:29:23 アメリカにおけるロカビリーのブームは1954〜1956年という驚くほどの短…

日本のロカビリー

「日本でのロカビリー・ブームは1956年から翌57年まで」 という珍説があるらしい。【専門は】盗作屋・唐沢俊一136【盗作家業】 646 :無名草子さん:2010/06/09(水) 09:29:23 アメリカにおけるロカビリーのブームは1954〜1956年という驚くほどの短期間。 日…

オタキングexについての「マジメな話」

『マジメな話―岡田斗司夫 世紀末・対談』岡田斗司夫 1998 「ゴドーを待ちながら」(鶴見 済との対談) 岡田 俺、これは大学でときどき言ってるんですけどね。たとえば、オタクっていう言葉の意味を、この二年間ぐらいですりかえちゃったんですよ。アメリカで…

<オタク第1世代の「悪癖」>のようなもの

こんな一文がある。 私たち、一九六〇年前後に生まれた「第一次オタク世代」は、総合雑誌としての少年週刊誌に出会い、しかも、ものごころつくころにその黄金時代を迎えた幸福な世代であるといえる。私たちの世代の文筆家や「論客」たちが皆、私の個人的な好…

20世紀の終わりに、ワリともてはやされていた唐沢俊一

かつて、いしかわじゅんが唐沢俊一を(現状からすれば)かなり高く評価していたことは、以前[検証]いしかわじゅん『秘密の手帖』唐沢俊一篇「暗黒面を見たか」 - もうれつ先生のもうれつ道場で記した。 いしかわじゅんは、この当時は唐沢なをき名義の漫画よ…

岡田斗司夫サンのモノレール・フリークぶり

岡田斗司夫『オタクの迷い道』を読んでいたら、<さぁ君も、モノレールの前で僕と握手!>というコラムがあった。オタクのカテゴリーの中でもマイナーな部類となるモノレール・オタクであるという告白文で、同好の士に威勢のいい檄を飛ばしている。おお、奇…

<唐沢教>信者のシニシズム・アイロニカルな信仰形態

以前伊藤剛著『マンガは変わる―"マンガ語り"から"マンガ論"へ』の序文について書いたとき2009-10-16 - もうれつ先生のもうれつ道場、そこに述べられていた、<対象を掘り下げる考察>の障害となった、マンガ言説領域における読者共同体意識の批評行為への反…

『オタクはすでに死んでいる』への助走・1〜10のまとめ

『オタクはすでに死んでいる』への助走(1) 2009-09-27 - もうれつ先生のもうれつ道場概要:岡田斗司夫の『オタクはすでに死んでいる』(2008年)は2006年の講演『オタク・イズ・デッド』をベースにしたものだという。しかし「オタクの終焉」の先鞭を切っ…

1987年の「OTAKU」/「ディーブイデー」

1987年の「OTAKU」 2010-01-24 - 唐沢俊一検証blogT-岡田さんのコメントに ニューウェーブ雑誌『TECHII』の読者は狂喜乱舞したものです。 とあった。 ああ、『TECHII』てあったよね。懐かしいな。http://selected.edisc.jp/sparc-techii.htmlTechi…

『オタクはすでに死んでいる』への助走(10)

2010-01-22 - もうれつ先生のもうれつ道場の拾遺みたいな話。 切通理作氏が『オタク論!』の感想を書いているのを見つけた。 『オタク論!』 - 「映画の友よ」ナビ 「納得したところ。なるほどと思ったところ。」「自分も思っていたこと」「あれ?と思ったと…

「斗司夫の青春」「シュンボーの犯罪」

2010-01-24 - 唐沢俊一検証blogT−岡田さんのコメントに対する補足的なエントリ岡田斗司夫によると日本のポピュラー音楽は歌謡曲とアニソンという2つのジャンルに区分されるそうです。東京大学「ノイズ文化論」講義作者: 宮沢章夫出版社/メーカー: 白夜書房…

『オタクはすでに死んでいる』への助走(9)

『オタク論!』のつづき その1 P.152「マンガと評論・後編」 岡田: 70年代後半に南沙織という美少女アイドルが『少年マガジン』の表紙になったとき、明らかにマンガの消費のされ方が変わった。それまではみんなマンガを読みたくて雑誌を買っていたんだけど…

みぐるしいほど見下したい

読んじゃいましたよ『オタク論!』。 P.198「オタクは死んだ、のか?」より 岡田: みうらじゅんはあんなにオタクなのに、自分のことを決してオタクだとは言わずに、自分の好きなことをどんどんやっているじゃないですか。あれでいいんですよ。彼はどこに逃…