「失禁するビートルマニアのパラベラム」への送信できなかったコメント

再び「禁止キーワード」モード発令なのでこちらに書き込み
http://tondemonai2.blog114.fc2.com/blog-entry-185.html#comment391
よりのつづき



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私のブログのゴールデン・カップスのとこで

>マモル・マヌーはジャケット内一番前のセーター君。右のメガネ君はルイズルイス加部、その美少年ぷりは少女たちにとってまさしく失禁モ・・・いや、なんでもないです><。

という記述があるんですが、一行知識さんからするとツッコミをいれたくなるところなんでしょうね。應蘭芳は「(一回のセックスで)3回失神する應蘭芳」と特集されたり、川上宗薫が失神作家として一世風靡したこと、それらが風俗上下賎な文脈で扱われていたことはご了解いただけますか?
「失禁」にせよ「失神」にせよ、「下半身(というか形而下?)に訴えかけてくる快楽」を言い表したもので、「失笑」や「心筋梗塞」などとは違い共通のカテゴリに属します。「失禁」という言い回しは、当初はその露骨さのゆえ使用をはばかられるケースがあったかもしれませんが、時代の経過とともにタブーがゆるんで一般化したのは私が挙げた十数の「失禁例」を確認するまでもありません。

>ハズしていたら申し訳ないのですが、discussao さん的には、「失神」と「失禁」は、特にセクシャルな話題とかエレキバンドの話題とかの文脈だと、どちらも似たようなもので、しばしば「失神」も「失禁」もセットで登場するくらいで、だから「ことさらに区画」するのに強い違和感がある、これは「唐沢俊一という書き手」だからとバイアスをかけているからに違いない、ということでしょうか。

まさしくその通りですが、私的にはとかいう前提ではなく通例として「失禁」と「失神」の用法に大きな違いはないでしょう?「失神」が比較的限定されているなどの小異はありますが、形而下の快楽を指し示す意味では同じなかまであり、こういった表現がなされるときに――今問題にされてるケースでは

>または、たとえば噂話として、「○○さんって昔ビートルズのコンサートで失神したんだってよ」と「失禁したんだってよ」を比べて、前者は比較的気軽に口にできるけど、後者は、何か完全に陰口になりそうでためらわれるとか。

といった具体例の有無はいっさい適否には関係ありません。言うまでもないことを繰り返し蒸しかえしているようで、一行知識さんは私の言説をテキトーにあしらっていて、まともに扱ってもらっていないような不毛さを感じます。

また、ズレてきているようだから一応釘を刺しておきますが、私は「『失神』より『失禁』がふさわしい」とは主張していませんよ。用例が限定されている『失神』が『失神モノ』という言い回しを生んで、それが『失禁モノ』と同程度流通してるかどうか、それに疑義は申しましたが。私は「『失禁モノ』という言い回しは普通の表現で、『失神』と『失禁』を弁別するような前提条件が引用文の中から拾え出せない」と言っているだけです。
にもかかわらず一行知識さんは相変わらず『失禁』と『失神』の差異にこだわっていらっしゃる。私としては「表現・言い回しとしての『失禁』は(私の『失禁例』で)了解しながらも、ことこの文脈においては<『失禁』は『失神』の間違い>」とする一行知識さんの思考が不可解です。
私が示した『失禁例』(http://d.hatena.ne.jp/discussao/20090726)について

1) の「オックス親衛隊のお姉さんたちがコンサート会場で失神と失禁(^^;)しちゃう」というのは、例としてわかるのですが、(2) は「失神寸前」で止まっているし、(4) も「あわや失禁もの」だし、(5)、(7)、(9) も「失禁寸前」、(8) も「いや、失禁はしなかったよ」で、(10) も「失禁・卒倒しそう」で。/つまり、その、「失禁例」といいつつ、実際に失禁した話って、ほとんどなくありません?

と、「実際の失禁という行為」に話がシフトしてしまっており、ならば(1)と(2)〜(10)を分ける基準があるかと思いきや、そんな話にはならず迷宮に入り込んでしまいます。言うまでもないですが、私の出した『失禁例』に<実際に失禁した話>なんて一例もないですよ。あたりまえじゃないですか、これらはみんな比喩としての『失禁』なんだから。
推測として
1.ネットなど現在の知識に偏重してしまい慣例の用法をないがしろにしている
2.唐沢の存在が先行した先入観に目が曇って慣例の用法をないがしろにしている
など仮説を立てていたわけです。このところは、もしかしたら意図的なトボケかな、とも危惧しています。ならば天羽さんのことなんか言えるのかなぁ?と思った次第です。