ムーンライダーズ
ああやだやだ、古いファンだからつい「ムーンライダース」って言ってしまう(前日のエントリでつい「ライダース」にしてしまった、訂正済み)。「ムーンライダース」は初期の呼称、うやむやに「ムーンライダーズ」に変更された。カルトな支持を持つGS「レンジャーズ」が1stシングルだけ「レインジャーズ」なのと同じである。
- アーティスト: ザ・レンジャーズ,レンジャーズ,泉アキ
- 出版社/メーカー: 日本クラウン
- 発売日: 2005/02/23
- メディア: CD
- クリック: 8回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
ムーンライダーズ/モダン・ラヴァーズ
ポリス/ロクサーヌ
この話はもう言い尽くされているので、特に言いたいことではない(資料という意味でのみUPした)。
しかし問題作とされた『マニアマニエラ』以後「もうお手本となる作品はなくなった(『火の玉ボーイとコモンマン』)と宣言した後にまで
- アーティスト: ムーンライダーズ,橿淵哲郎,糸井重里,佐藤奈々子,佐伯健三,鈴木博文,鈴木慶一,太田螢一
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2006/10/25
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 25回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
火の玉ボーイとコモンマン―東京・音楽・家族1951‐1990
- 作者: 鈴木慶一
- 出版社/メーカー: 新宿書房
- 発売日: 1989/09/01
- メディア: 単行本
- 購入: 1人 クリック: 7回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
と、ジェネシスの『月影の騎士SellingEnglandByThePound』収録「IKnowWhatILike(InYourWardrobe)」
(なんだか若き日のピーター・ガブリエル、唐沢俊一を髣髴させるコスチュームだが……)が酷似していたり、
『Don'tTrastOverTherty』収録「だるい人」(蛭子能収作詞)のミドル部分ほかが
キンクスの隠れた名作「AutumnAlmanac」にそっくり
というのも、素直に「リスペクト」という「わざわざ引用する批評的な意義」を感じられない。「AutumnAlmanac」は「隠れた名曲」というだけあって、キンクスを語る上で壇上に登る作品とはいえず(あくまで「YouReallyGotMe」などと比較して )、だいたいキンクス自体の日本でのポジションがあって無きが如きなので、「批評的な意義」は奏者本人の中にしか存在しない。
個人的な偏見だが、80年代ニューウェーヴ系の多くに「わざわざ引用する批評的な意義」を感じない「リスペクト」が散見され、言い出したらキリがないという思いはある。あるいは私個人の問題として、80年代ニューウェーヴにシニカル・アイロニカルな視線を持ってしまう、という癖があると言ったほうがいいかもしれない。ま、例えば遊佐未森「瞳水晶」のギターを聴くと、どうしてもフィル・マンザネラのソロを連想してしまって素直に鑑賞できないって程度のことですが……。
- アーティスト: 遊佐未森
- 出版社/メーカー: Sony Music Direct
- 発売日: 2006/12/13
- メディア: CD
- クリック: 4回
- この商品を含むブログ (20件) を見る