べつにパクリといってるワケじゃない。

べつになにかを咎めるワケではないのですが、「唐沢俊一同人誌」(東京文化研究所刊)から『少年マガジンは僕らに夢と希望(とかなりのトラウマ)を与えてくれた』『人生で大切なこと(でもないこと)はすべて少年マガジンで学んだ』と2冊の本がでているというのを知って、 
堀井憲一郎さんの『巨人の星』研究本(?)

と、あと姫野カオルコさんの連作短編集『サイケ』
サイケ (集英社文庫)

サイケ (集英社文庫)

の「少年ジャンプがぼくをだめにした」を連想してしまった。『サイケ』はもともと「少年ジャンプが・・・」をタイトルにするつもりが、よんどころない事情により『サイケ』に落ち着いたという裏話が作者あとがきにある。
唐沢俊一同人誌のタイトルについては「二番煎じ」という印象を拭えないが、それは偏見というものだろう・・・。というか、『あえて「ガンダム嫌い」の汚名を着て』(どうやらつかこうへいさんのエッセイ『あえてブス殺しの汚名をきて』からの借用らしい)という前例もあるので、「借用するなら本歌取りするくらいの成果をあげましょう」と励ますくらいにしておきましょう。
それと堀井さん姫野さん唐沢さんは同年生まれですね(堀井さんは学年が違うが)。同世代の共通したアプローチ方法ともいえるのかな・・・?